本記事はこんな方におすすめです
- 狛犬とは何か気になる
- 狛犬が好き
- 阿吽(あうん)の意味が知りたい
神社や寺院などでよく目にする狛犬って可愛いですよね。
狛犬といえば阿吽(あうん)の口が特徴だね。
この記事では、狛犬について次のことをご紹介します。
- 狛犬とは何か
- 阿吽(あうん)の意味
- 左右の呼び名について
神社参拝の楽しみの一つでもある狛犬。
今回は、可愛い狛犬の謎にせまります!
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狛犬(こまいぬ)とは何か?
狛犬(こまいぬ)とは、獅子のような一対の像のことです。
神社や寺院の入口や参道、本殿の正面などに設置されている狛犬。
あなたも何度も見たことがあるのではないでしょうか。
狛犬の読み方
狛犬の読み方は『こまいぬ』です。
といっても狛犬は『犬』ではありません。
狛犬は獅子のような見た目をしています。
狛犬は空想上の霊獣
狛犬は実際には存在していません。
空想上の霊獣とされています。
ただし、狛犬についてのハッキリとした説はないんだよねー。
まだまだ謎が多いというのが狛犬の現状です。
上の写真の狛犬は、兵庫県神戸市にある五宮神社の狛犬です。
石の可愛い狛犬さん♪
狛犬を見ただけでテンションが上がりますよね。
でも、狛犬は可愛いだけじゃありません。
狛犬には大切な役割があるのです。
次に、狛犬の役割を見てみましょう。
狛犬の大切な役割
狛犬の大切な役割は神社や寺院を守護することです。
例えば神社の狛犬は、神社の神様や境内全体を守護しています。
狛犬は、神社で魔除けや邪気祓いをするために設置されているということですね。
いっぽうで寺院の場合は、三門(山門)に一対の仁王像を設置して魔除けや邪気祓いをしていることが多いです。
でも時々、お寺にも狛犬が設置されていることがあります。
例えば、東大寺の南大門には、一対の仁王像の奥に狛犬が。
東大寺の南大門に設置されている狛犬は、石製の狛犬としては日本最古だとか。
国の重要文化財に指定されている「石獅子」です。
狛犬の特徴は阿吽(あうん)の口
狛犬(こまいぬ)の大きな特徴といえば阿吽(あうん)の形をした口。
左右で口の形が違います。
口を開いている狛犬と、口を閉じている狛犬があるのです。
口を開いているのが「阿(あ)」、口を閉じているのが「吽(うん)」です。
では、阿吽(あうん)には、どのような意味があるのでしょうか。
狛犬の阿吽(あうん)の意味
阿吽(あうん)には、『ものごとや人生、宇宙の始まりと終わり』という意味があります。
阿吽(あうん)は、もともと仏教の教えによるもの。
サンスクリット語の最初の音と最後の音に由来しています。
右側が阿形(あぎょう)左側が吽形(うんぎょう)
お寺の仁王像は口を開けているのが阿形(あぎょう)、口を閉じているのが吽形(うんぎょう)です。
そして基本的に、神社を守護している狛犬も本殿に向かって右側が阿形(あぎょう)、左側が吽形(うんぎょう)になっています。
では、「阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)」という言葉と関係があるのでしょうか。
「阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)」という言葉
「阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)」という言葉の意味は、「お互いの呼吸ピッタリと合わせるように行動すること」です。
言葉を掛けなくても、お互いの気持ちなどを読み取りスムーズに物事を進めることができる様子を「阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)」といいます。
「阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)」で物事を進められる2人のことを「阿吽の仲」と表現しますね。
まさに、狛犬は「阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)」で神社や寺院を守護している「阿吽の仲」といえます。
阿吽(あうん)になっている狛犬。
もともとは左右で呼び名が違っていました。
狛犬は左右で呼び名が違っていた
もともと、狛犬は左右で呼び名が違っていました。
日本の狛犬の始まりは、宮中や神殿に置かれた木造の「獅子」と「狛犬」。
向かって右側の阿形(あぎょう)が「獅子」、左側の吽形(うんぎょう)が「狛犬」と呼ばれていました。
そして、狛犬には角(つの)がありました。
なんだかわかりづらくなってきましたね。
そこで、「獅子」と「狛犬」の違いを表にまとめてみました。
「獅子」と「狛犬」の違い
「獅子」と「狛犬」の違いは、下記の通りです。
方向 | 口 | 阿吽 | 角 | 呼び名 |
右側 | 開いている | 阿形 | 無し | 獅子 |
左側 | 閉じている | 吽形 | 有り | 狛犬 |
チェックポイントは3つ。
- 向かってどちらの方法にいるのか
- 口は開いているのか・閉じているのか
- 角はあるのか・ないのか
つまり、向かって右側にいる・口を開いている阿形が獅子だよ。
獅子なので角は無し。
そして、向かって左側にいる・口を閉じている吽形が狛犬です。
狛犬は角が有り、ということです。
日本に伝わってきた当時は、「獅子」と「狛犬」だったため、角の有り無しもハッキリとしていました。
その後、徐々に左右の見た目がどちらも「獅子」のようになり、呼び名は「狛犬」で統一されたとか。
このため現在でも、神社によっては、角のある狛犬を見ることができます。
また、狛犬の顔かたちや体勢なども統一されていません。
例えば、神社によっては子供と一緒の狛犬や、玉を持っている狛犬も見ることができます。
私のお気に入りの角のある狛犬
角のある狛犬の中で、私のお気に入りは兵庫県神戸市にある四宮神社の狛犬です。
角のある狛犬さん、とっても可愛いです。
では最後に、私が出会った狛犬さんをご紹介します。
少しだけおつき合いください。
私が出会った狛犬
まずは東京・愛宕神社の狛犬さんです。
愛宕神社の狛犬・東京都港区
愛宕神社の狛犬さんはとってもマッチョ。
力強さが凄いー!
愛宕神社についての詳しい記事は下記をご覧ください。
七宮神社の狛犬・兵庫県神戸市
神戸市にある七宮神社の狛犬さんは、2対揃って神社をしっかりとお護りしています。
なんともいえない愛らしい表情の狛犬さんです。
七宮神社についての詳しい記事は下記をご覧ください。
狛犬とは何か?まとめ
今回は、狛犬についてお伝えしました。
狛犬とは、神社や寺院などに設置されている「魔除けや邪気祓いをするための霊獣の像」のこと。
そして阿吽(あうん)の意味は、「ものごとや人生、宇宙の始まりと終わり」です。
さまざまな表情を見せてくれる狛犬は、神社参拝の楽しみの一つ♪
特にクルクルっとした尾がたまらないよね。
あなたも神社やお寺を参拝して、可愛い狛犬さんにたくさん出逢ってくださいね。
神社を参拝する時は、参拝のマナーも大切です。
神社の参拝方法についての記事はこちら。