奈良県奈良市にある東大寺といえば、「奈良の大仏さま」であまりにも有名な観光パワースポット。
年間に約360万人もの人がお参りに訪れるお寺です。
東大寺の広大な敷地には、建造物や仏像など、32もの国宝を含むたくさんの見どころがあります。
例えば、柱の穴くぐりは、子どもや外国人観光客にも大人気です。
今回は、奈良県奈良市にある東大寺の見どころなどについてお伝えします。
柱の穴くぐりのご利益も気になるところですね。
Contents
東大寺(とうだいじ)とは?
東大寺(とうだいじ)
【正式名称】
華厳宗大本山 東大寺
【御本尊】
盧舎那仏(るしゃなぶつ)
【ご利益】
無病息災・金運アップ・勝負運アップ など
【住所】
奈良市雑司町406-1
【アクセス】
JR奈良駅または近鉄奈良駅より市内循環バス「大仏殿春日大社前」で下車 徒歩約5分
奈良県奈良市にある東大寺は、華厳宗大本山であるお寺です。
1998年(平成10年)には、古都奈良の文化財の一部として、ユネスコの世界遺産に登録されました。
東大寺には、建造物や仏像など、32もの国宝があるのです。
年間に360万人もの人々が国内、海外から訪れる人気の観光パワースポットです。
では早速、東大寺の見どころから見ていきましょう。
東大寺の見どころは?
東大寺の見どころは、言うまでもなく、たくさんあります。たくさんの見どころの中から、次の6つをご紹介します。
- 南大門
- 中門から大仏殿(金堂)への参道の石畳
- 大仏殿(金堂)
- 大仏殿の柱の穴くぐり
- 二月堂
- 鐘楼と梵鐘
順番に見ていきましょう。
1:南大門
東大寺の見どころの1つめは、南大門です。
東大寺の正門である南大門。高さは約25メートルもあり、18本の太い円柱が支えています。
力強さを感じさせてくれる南大門は、現存する山門としては国内最大級。
水平にわたらせた横木も印象的です。
また、南大門の左右には、高さが約8.4メートルの木造の金剛力士像が安置されています。
迫力満点の金剛力士像は、なんと下から見上げた時に美しく見えるように設計されたものだとか。

南大門と金剛力士像は、ともに国宝に指定されています。
2:中門から大仏殿(金堂)への参道の石畳
東大寺の見どころの2つめは、中門から大仏殿(金堂)への参道の石畳です。
東大寺の南大門を抜けて、さらに中門をくぐると目の前に大仏殿(金堂)が見えます。
見落としがちな、大仏殿(金堂)へと続く参道の石畳も、実は東大寺の見どころの一つ。
インド製・中国製・韓国(朝鮮半島)製・日本製の石が使われています。
石畳に4か国の石が使われているのはなぜなのでしょうか。
その理由は、仏教の伝来を表す意味があるからです。
仏教がインドから中国、韓国(朝鮮半島)、日本へと伝わったことを表しているのです。

3:大仏殿(金堂)
東大寺の見どころの3つめは、大仏殿(金堂)です。
世界でも最大級といわれる木造建造物である大仏殿(金堂)。
奥行きは約50.5メートル、間口は約57メートルもあります。
現在の大仏殿(金堂)は、56万人もの人々によって、約25年間という長い歳月をかけて1709年(宝栄6年)に完成しました。
そして、大仏殿(金堂)といえば、「奈良の大仏さま」。
大仏さまの手のポーズにはどんな意味があるのか気になりませんか?
大仏さまの手のポーズにはどんな意味が?
大仏さまの手のポーズは印相と呼ばれるものです。
右手の「施無畏印(せむいいん)」には、不安を取り除き、恐れを無くすという意味があります。
左手の「与願印(よがんいん)」には願いを聞き入れるという意味があります。
4:大仏殿の柱の穴くぐり
東大寺の見どころの4つめは、大仏殿の柱の穴くぐりです。
大仏殿の中に、たくさんの人が順番にくぐっている柱があります。
大仏殿の鬼門にあたる北東に位置する柱には穴が開いていて、「柱の穴くぐり」と呼ばれています。
「柱の穴くぐり」の穴の大きさは、大仏さまの鼻の穴と同じ大きさだとか。
柱の穴くぐりをすると、邪気が祓われて、心身浄化や無病息災のご利益があるといわれていますよ。
子どもなら楽に通れる大きさですが、大人だと、人によってはギリギリかもしれません。
でも、邪気が祓われて心身浄化や無病息災のご利益がいただける なら、ぜひ挑戦したいですね。
また、「目から鼻に抜ける」という意味から、柱の穴を抜けると賢くなるともいわれています。

5:二月堂
東大寺の見どころの5つめは、二月堂です。
東大寺の二月堂は、毎年「修二会(しゅにえ)」という行事がおこなわれるお堂です。
二月堂の「修二会(しゅにえ)」といえば、「お水取り」とも呼ばれる東大寺の有名な行事。
「修二会(しゅにえ)」では、井戸から汲んだお香水を、御本尊の十一面観音にお供えします。
「修二会(しゅにえ)」が終わると、奈良に春が訪れるといわれています。
6:鐘楼と梵鐘

東大寺の見どころの6つめは、鐘楼と梵鐘です。
国宝に指定されている東大寺の鐘楼は、鎌倉時代に栄西(ようさい)禅師が再建したもの。
俊乗堂と念仏堂の近く、鐘楼ヶ丘という場所に建てられています。
鐘楼に吊るされている梵鐘は、大仏開眼供養が行われた752年(天平勝宝4年)に鋳造された鐘。
日本三大名鐘の1つに数えられています。
東大寺では「大鐘(おおがね)」と呼ばれますが、一般的には、「奈良太郎」や「勢の東大寺」と呼ばれることがあります。
梵鐘の高さは3.86メートル、口径は2.71メートル。そして重さは26.3トンも。

まとめ
今回は、奈良県奈良市にある東大寺の見どころなどについてお伝えしました。
柱の穴くぐりのご利益は、邪気祓いと心身浄化や無病息災でした。
東大寺は、無病息災だけでなく、金運アップ・勝負運アップのパワースポットでもあります。
あなたもぜひ、東大寺の見どころを逃さず、スケールの大きなパワーをいただいて下さいね。
鹿せんべいをあげるとお辞儀をする鹿も可愛いですよ♪
また、東大寺の公式サイトでは、「東大寺3Dバーチャル参拝」というものがあります。
まるで実際に参拝したような感覚が体感できます。
東大寺にお参りする前に順路などを確認するのも良いですね。