本記事はこんな方におすすめです
- 節分の豆まきの「豆」の意味が知りたい
- 節分の由来が知りたい
- 節分の鬼の意味や由来が知りたい
- 追儺式とはどんな行事なのか気になる
毎年2月にやってくる節分。
この記事を読むと、節分について次のことがわかります。
- 節分の豆まきの豆の意味
- 節分の由来
- 鬼の意味や由来
- 節分とはどんな日なのか
- 追儺式とはどんな行事なのか
節分の鬼の意味を知ったうえで鬼を追い払えば、あなたにとってより良い一年になるかも♪
まずは、節分の豆まきの「豆」の意味から見ていきましょう。
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節分の豆まきの「豆」の意味
節分の豆まきの「豆」には、「魔(ま)」を「滅する(めっする)」という意味があります。
では、そもそも節分の由来とはどのようなものでしょうか。
節分の由来
冬から春への季節の変わり目にあたる2月の節分。
その節分に鬼を退治すれば、一年を通して疫病や災い、邪気をはらうことができると考えられました。
「一年を健康に無事に過ごせますように…。」という願いが込めて豆まきを行うようになったのが節分の由来です。
節分には一年間の無病息災を願う
その後、節分=豆まきというイメージがすっかり定着しました。
節分には豆まきで「魔を滅して」一年間の無病息災を願いましょう。
節分に豆を食べるのも、身体の中から魔を滅するためなんだよ。
節分の鬼の意味や由来は?
節分の鬼には、季節の変わり目にやってくる疫病や災い、邪気という意味があります。
つまり、「鬼そのものが疾病・災い・邪気である」という考え方です。
鬼は見えない邪気や災いの象徴
鬼は、古くから目に見えない邪気や災いの象徴とされていました。
鬼とは、陰の気や暗い場所のことを指す「陰(おん)・隠(おぬ)」に由来しています。
暗い所に潜んでいる鬼。
人間の心の暗い所に潜んでいるのも鬼だとされているよ。
疫病や災い・邪気はすべて鬼のせい
あなたも季節の変わり目に体調を崩したり、生活のリズムが変わって調子が悪くなった経験はありませんか?
そんな季節の変わり目にやってくる疫病や災い・邪気はすべて鬼のせいだと考えられていました。
そこで、疫病や災い・邪気を祓うために鬼を退治しよう!ということになったのです。
そして、鬼を退治するために始まったのが豆まきです。
「鬼は~外!福は~内!」の掛け声とともに豆まきをするのが一般的ですね。
ところで、鬼は実在するものではありません。
でも、誰でも鬼の姿かたちをイメージできますよね。
鬼の頭には「牛(丑)のような角」と「虎(寅)のような牙や爪」があり、「虎(寅)のパンツ」を履いています。
なぜ鬼には角があって虎のパンツを履いているのかな?
鬼の角とパンツの理由
鬼の頭に「牛(丑)のような角」と「虎(寅)のような牙や爪」があり、「虎(寅)のパンツ」を履いている理由は十二支に関係しています。
十二支では、丑は冬を表します。
そして寅は春を表すもの。
また十二支を方角にあてはめると、鬼門の方角である北東は丑と寅の間の方角を指しています。
陰陽道で艮(うしとら)と呼ばれる方角です。
このため、冬と春の季節の変わり目にやってくる鬼には、鬼門の方角の意味も含められているのです。
つまり、鬼に「牛(丑)の角」と「虎(寅)の牙や爪」があって「寅のパンツ」を履いている理由は、鬼門の方角の意味があるからです。
ではあらためて、節分について知っておきましょう。
節分とは?
節分とは本来、春夏秋冬それぞれの「季節が始まる日の前日」のことを指していました。
節分は季節を分ける・季節の変わり目を意味し「せち分かれ」や「節替わり」とも呼びます。
節分という文字からも「季節を分ける」という意味がうかがえますね。
つまり、節分は季節の変わり目なので、一年に4回あったのです。
具体的には二十四節季の立春(りっしゅん)・立夏(りっか)・立秋(りっしゅう)・立冬(りっとう)の前日のことでした。
一年に4回も節分があったなんて、今では考えられないね。
でも一年に4回あった節分のうち、立春(りっしゅん)の前日だけが節分として残ったのはなぜでしょうか。
続いて、立春の前日が節分になった理由を見てみましょう。
立春の前日が節分になった理由は?
日本ではもともと、立春の日をお正月としていました。
室町時代以降に、立春(りっしゅん)が新年の始まりということで重視されるようになったのです。
つまり、旧暦のお正月です。
このため、春の節分は大晦日にあたる大切な日とされてきました。
そして、さまざまな伝統行事が行われるように。
春の節分に大切な伝統行事が行われた名残で、現在も春の節分にはさまざまな伝統行事が行われています。
さまざまな伝統行事が行われる立春の前日だけが、節分として残ったというわけです。
節分は2月3日とは決まっていない!?
でも実は、節分は2月3日とは決まっていないのをご存知でしょうか。
節分が2月3日と決まっていない理由は次の通りです。
節分とは、立春の前日のことをいいます。
太陽暦で見ると、立春は毎年同じ日ではありません。
このため、立春の前日である節分は、毎年2月3日とは決まっていないのです。
例えば、2021年以降に節分が2月2日の日があります。ちょっと驚きですよね。
そして、節分に行われる伝統行事の一つが追儺式(ついなしき)です。
節分の追儺式とはどんな行事なのでしょうか。
節分の追儺式とはどんな行事なの?
追儺式(ついなしき)とは、節分の豆まきの元となった行事です。
古代中国で、追儺(ついな)という儀式が起こったのが日本の追儺式の始まりとされています。
追儺式では「方相氏(ほうそうし)」が鬼を祓う
追儺式では金色をした4つの目がある面を付けた「方相氏(ほうそうし)」が鬼を祓います。
右手に矛、左手に盾を持ち、鬼を祓っていた「方相氏(ほうそうし)」。
方相氏はその後、節分の鬼になっていったという説もあります。
節分になると、家庭では豆まきを行うのが一般的。
いっぽうで、全国にあるいくつかの神社では節分の日に追儺式が行われています。
追儺式は立春を迎える祝いの神事
追儺式は、立春を迎える祝いの神事です。
兵庫県では、神戸市長田区の長田神社の追儺式が有名だよ。
長田神社の追儺式では、豆まきの鬼とは違い、神々の使いとされる7匹の鬼が災いを祓います。
松明(たいまつ)の炎で災いを焼き、太刀の刀で切るのです。
松明(たいまつ)を持って舞う鬼は、もの凄い迫力ですよ。一見の価値ありです!
少しですが、長田神社の追儺式の様子をご覧ください。
長田神社の追儺式・動画
実際に目の前で長田神社の追儺式を見ると感動しますよ!
約650年前の室町時代から続くといわれる長田神社の追儺式については、機会があれば詳しくご紹介します。
節分の豆まきの「豆」の意味とは?まとめ
今回は、節分の豆まきの「豆」の意味などについてお伝えしました。
節分の豆まきの「豆」には、「魔(ま)」を「滅する(めっする)」という意味があります。
節分には豆まきをして、健康で無事に一年を過ごせるように願いましょう。
神社で行われる追儺式も密を避けることができればぜひ。
節分だけでなく、暦で縁起のいい日を意識すると毎日が楽しくなりますよ。
こちらの記事でぜひチェックしてみてください。