宮崎県には、数多くのパワースポットがあります。
特に、高千穂町は、神が最初に降りて来られた「天孫降臨」の地として有名ですね。
「一度でいいから高千穂に行ってみたい!」
そんな風に思っていませんか?
今回は、宮崎のパワースポットの中から、高千穂町にある天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)の神話などについてお伝えします。
天岩戸神社へ行きたくなるかも♪
Contents
天岩戸神社とは?

天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)
【御祭神】
- 天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
- 大日霎尊(おおひるめのみこと)
【住所】
宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1
【ご利益】
諸願成就
【社務所・受付時間】
8:30~17:00
【アクセス】
交通機関を利用の場合
- 熊本駅または熊本空港より
宮崎交通 特急バス「高千穂号」に乗車 → 高千穂バスセンターより路線バスに乗車 → 天岩戸神社 - 延岡駅より
宮崎交通 路線バスに乗車 → 高千穂バスセンターより路線バスに乗車 → 天岩戸神社
宮崎県高千穂町にある天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)は、天照大神(あまてらすすめおおみかみ)がお隠れになった洞窟・天岩戸(あまのいわと)をお祀りする神社です。
天照大神(あまてらすすめおおみかみ)は、最高神であり、太陽の神様です。

早速、天岩戸神社について、詳しく見ていきましょう。
天岩戸神社は2つある?
天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)には、高千穂町の岩戸川をはさみ、西本宮と東本宮の2つの社殿があります。
では、順番にご紹介しますね。
1:天岩戸神社・西本宮
大日霎尊(おおひるめのみこと) ※天照皇大神の別称
【御神木】
招霊(おがたま)の木
【ご利益】
諸願成就
日本書記や古事記に登場する天岩戸神話で、天照大神がお隠れになられたのが天岩戸(あまのいわと)です。
この天岩戸(あまのいわと)を御神体としてお祀りしているのが西本宮です。
御神体である天岩戸(あまのいわと)は、ご神域のため、自由に入ることができません。
お祓いを受けた後、「天岩戸遥拝所(あまのいわとようはいじょ)」に入り、神職の方の説明が受けられるのです。
1人でも大丈夫ですよ。ただし、写真撮影は禁止ですので、注意をして下さい。
時期によっては混んでいるかもしれませんので、少し待つこともあります。

御神体である天岩戸(あまのいわと)は、横幅が約18メートル、奥行きが約9メートルです。
また、御神木の「招霊(おがたま)の木」は、境内の右手にあります。春には花が咲き、秋には実がなるもくれん科の木です。
「招霊(おがたま)の木」は、天岩戸に隠れた天照大神を誘い出すために踊った、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が手に持っていた枝。見てみたいですね!
2:天岩戸神社・東本宮
天照皇大神(あまてらすおおみかみ)
【ご利益】
諸願成就
岩戸川を挟んで、西本宮の対岸にあるのが東本宮です。
「天岩戸大神宮」とも呼ばれ、西本宮に比べると、静かな雰囲気です。
西本宮は、天岩戸(あまのいわと)を御祭神としています。
それに対して、東本宮は、天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)ご本人をお祀りしている神社です。
天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)から出た後、最初に鎮座したのが、この場所です。
「天岩戸大神宮」とも呼ばれ、西本宮よりも格が上だということになります。
境内の億には、「七本杉」があり、その連なった根元からは御神水が湧き出ています。
このように、天岩戸神社は、この2つの社から成っているのです。
また、西本宮から岩戸川の上流に向かうと、天安河原(あまのやすかわら)があります。
この天安河原には、八百万(やおよろず)の神が集まり、相談されたといわれる洞窟があります。
ちなみに、八百万(やおよろず)の神とは、多くの神という意味です。
では、その天安河原(あまのやすかわら)について見てみましょう。
強力なパワースポットとして有名です!
天安河原(あまのやすかわら)
- 思兼神(おもいかねのかみ)
- 八百萬神(やおよろずのかみ)
【ご利益】
諸願成就
この辺りで最も神聖な場所とされているのが、天安河原(あまのやすかわら)です。
天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)へ隠れてしまった時に、八百万(やおよろず)の神が相談をされた場所です。
本当に凄いパワーが溢れているので、洞窟に近づけない方もいらっしゃるとか。
中心部分には、奥行が約30メートル、間口が約40メートルの「仰慕窟(ぎょうぼがいわや)」という洞窟があります。
さらに、洞窟の奥に進むと、「天安河原宮」という小さな鳥居と社が。
ここで積み石をしながら願い事をすると、八百万(やおよろず)の神に願いが届いて、叶うといわれています。
しかも、石を多く積むほど、叶いやすくなるといわれていますよ!
このため周辺には、参拝者が願掛けのために積んだ石がたくさんあります。
神秘的ともいえる独特の雰囲気です。

天安河原(あまのやすかわら)へ行くには、西本宮を出て、岩戸川の上流に進みます。
遊歩道を歩いて行くと、約10分で着きますよ。
江原啓之さんも仰る「最強のパワースポット」
天安河原(あまのやすかわら)は、江原啓之さんが
「自分を変えたい時に行くのが最適。最強のパワースポット。」
と仰るほどの場所です。
途中の橋で、江原さんご本人が禊(みそぎ)をしたこともあるそうですよ。
さらに、東国原英夫さんも、宮崎県の知事になることをここで決めました。

ではいよいよ、天岩戸(あまのいわと)にまつわる天岩戸神話をご紹介します。
改めて見ると、「あ~知ってる!」と思われるかもしれませんね。
天岩戸神話とは?

天岩戸神話
天岩戸神話は、神天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)が、天岩戸(あまのいわと)に入ってしまったため、世界が真っ暗になってしまったという神話です。
弟である須佐之男命(すさのおのみこと)のいたずらにお怒りになり、天岩戸(あまのいわと)に入った神天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)。
なんとか連れ出そうと、八百万(やおよろず)の神が相談をしますが…。
いったいどうなったのでしょうか。詳しくご紹介しますね。
須佐之男命(すさのおのみこと)のひどいいたずら
その昔、高天原(たかあまはら、たかあまのはら)という神々の世界がありました。
そこには、太陽の神様である神天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)や弟神である須佐之男命(すさのおのみこと)、他の神々が住んでいました。
須佐之男命(すさのおのみこと)は、普段からいたずらがひどく、神天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)は困っていました。
田んぼの畔(あぜ)を崩してしまったり、手の付けられない行動ばかりします。しかも、どんどんエスカレートしていくのです。
ある時、須佐之男命(すさのおのみこと)は、驚くようないたずらをしてしまいます。
なんと、馬の皮を剥ぎ、神天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)たちがいる機織りの小屋に投げ込んだのです。
そのあまりの恐ろしさに、機織をする娘の一人は、亡くなってしまいました。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお怒りになる
このいたずらに天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)は、お怒りになります。
そして、天岩戸(あまのいわと)と呼ばれる洞窟の中に入り、戸を閉めてしまいます。
太陽の神様である天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)がお隠れになったことで、世界は闇に包まれてしまいました。
その影響で、病気が流行ったり、農作物が育たなくなったりと、災いが次々と起こるように。
八百万(やおよろず)の神が天安河原(あまのやすかわら)で相談
「太陽の神様が出てこないと、世の中に大変な事や悪い事が起こってしまう。」
困り果てた八百万(やおよろず)の神は、集まって相談をしました。
その相談した場所が、天安河原(あまのやすかわら)です。
神々たちの相談の結果、天岩戸の前でいろいろな事を試すことになりました。
まず試したのが、長鳴鳥(ながなきどり)を鳴かせることでした。
長鳴鳥(ながなきどり)には、太陽の神様を呼ぶ力があるということでしたが、この方法は上手くいきませんでした。
さらに相談をしていると、知恵の神である思兼神(おもいかねのかみ)が案を出しました。
天岩戸(あまのいわと)の前で騒ぐことに
「そうだ、天岩戸(あまのいわと)の前で楽しく騒いで、天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)を外に出そう!」
そこで、芸能の女神である天鈿女命(あめのうずめのみこと)が、衣をひるがえしながら天岩戸(あまのいわと)の前で舞いました。手には、招霊(おがたま)の木の枝を持っています。
天鈿女命(あめのうずめのみこと)が乱舞する姿を見て、八百万(やおよろず)の神は大騒ぎではやし立てます。
すると、その賑やかな様子が気になった天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)は、少しだけ天岩戸(あまのいわと)を開けました。
「真っ暗なはずなのに、どうしてこんなに楽しそうに騒いでいるのか。」
気になって覗いたのです。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)に鏡を見せる
そこで、外の様子を覗いている天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)に、天鈿女命(あめのうずめのみこと)は言いました。
「とても立派な神がここにおられるんですよ。」
そう言って鏡を差し出します。すると、そこには美しい女神が映っていました。
それが自分の姿だとは気づかず、天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)は、もう少し美しい女神の姿を見たい、と思いました。
そして、天岩戸(あまのいわと)から、さらに身を乗り出します。
その時 です。
思兼神(おもいかねのかみ)が天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)の手を引きました。
手力男命(たぢからをのみこと)が天岩戸(あまのいわと)を開ける
さらに、そのタイミングで、力の神様である、手力男命(たぢからをのみこと)が天岩戸(あまのいわと)を開けました。
こうして、天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)天岩戸(あまのいわと)から連れ出されたのです。
そして、再び世界は明るくなり、災いが起こらなくなりました。
参拝する時には、ぜひこの神話を思い出して下さいね。
では、天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)のお守りと御朱印、絵馬もチェックしておきましょう。
天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)のお守り・御朱印・絵馬
順番に見ていきましょう。
天岩戸神社のお守りは?
天岩戸神社にて(*^^*)ズーンと頭に響く感じだったけれど、優しい空気で、自然がたくさんな場所。
ふと手にとったお守りがこの子だったのでいただきました♡ pic.twitter.com/fo2ZRO0nZa— 東郷すばる (@togo_subaru) 2015年10月16日

そういえば、一昨日天岩戸神社で買ったお守り。。。綺麗で一目惚れ ₍˄·͈༝·͈˄₎◞ ̑̑ෆ⃛ pic.twitter.com/JpCD8wC0cL
— モモカ(アカウント移行しました。) (@momooocheese) 2015年3月16日

天岩戸神社の御朱印は?
昨日の高千穂での御朱印。高千穂神社・天岩戸神社・天安河原。 pic.twitter.com/RGSefC8xji
— べいすぼーるふりーく (@baysballfreak) 2017年5月2日
右側には高千穂神社の御朱印も。
天岩戸神社の絵馬は?
天岩戸神社の絵馬のアマテラスが五月女ケイ子風だったので思わず購入 pic.twitter.com/BX7pHoKB5E
— くろだまさし (@kurodamasa) 2017年4月16日

では、最後に天岩戸神社周辺のおすすめスポットをご紹介します。
天岩戸神社・周辺の3つのおすすめスポット
周辺の3つのおすすめスポットをご紹介します。
1:高千穂峡
天岩戸神社を参拝した後、時間があればぜひ訪れたいのが高千穂峡。
高千穂峡は、日本を代表する景勝地で、「真名井の滝」が有名です。心身浄化のご利益がありますよ!
ボートに乗って、雄大な自然を感じて下さい。
高千穂峡
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井
- 0982-73-1213
- 混雑する時期は高千穂峡周辺シャトルバスが運行
もし時間がなければ、天岩戸神社周辺でゆっくり散策したり、ランチを楽しむのはいかがでしょうか。
2:あまてらす・あまてらす饅頭
天岩戸神社から天の矢菅原へ行く途中で、手作りのあまてらす饅頭を食べるのがおすすめです。
あまてらす
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1082-12
- 0982-76-1789
- 9:00~17:00
天岩戸神社すぐそばでおばあちゃん達が蒸していた手作り「あまてらす饅頭」を見つけた二人。できたてほかほかをその場で食べさせてもらってご満悦。ふかふか優しいお味、お漬物も美味しくて。おばあちゃんありがとう😊 pic.twitter.com/9A4XppmTiX
— 花待@ (@yukamina_mogu2) 2017年11月8日
3:野菜料理 田の花
和風モダンの素敵なお店です。地元の野菜をふんだんに使った、身体に優しいお料理をどうぞ。
野菜料理 田の花
- 高千穂町三田井4587
- 0982-76-1087
- 11:30~15:00 ※15:00以降は予約が必要です。
田の花来たー\(^o^)/
野菜料理で健康的〜♡ pic.twitter.com/wl0ISDw6si— みさっちゃん (@nkmrmisato) 2014年8月15日

まとめ
今回は、宮崎のパワースポットの中から、高千穂町にある天岩戸神社の神話などについてお伝えしました。
「一度でいいから高千穂に行ってみたい!」
と思うなら、これを機に出掛けてみませんか?
高千穂町のパワースポットは、一か所、一か所、それぞれに強いパワーがあります。
その中でも、天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)と天安河原(あまのやすかわら)は特に凄いパワースポットです。
ぜひ訪れて下さいね。
天岩戸神話のご利益で、開運パワーアップ間違いなしですよ!