京都大原・三千院といえば、私はすぐにあの歌を思い出します!
ずいぶん昔のCMで流れていましたが…。

そんな京都大原・三千院は、歌になるほどの癒しのパワースポットだと聞いたことはありませんか?
また、京都大原・三千院は、周辺の地域を含めて、美食や絶景スポットとしても人気が。
実際のところはどうなのでしょうか。
今回は、京都大原・三千院についてお伝えします。
歌になるほどの癒しのパワースポットなの!? その疑問も解決しましょう。
Contents
三千院とは?
三千院
【御本尊】
薬師如来
【住所】
京都市左京区大原来迎院町540
【ご利益】
病気平癒
【拝観時間】
- 8:30~17:00(閉門17:30)3月~12月7日
- 9:00~16:30(閉門17:00)12月8日~2月
【拝観料】
700円
【アクセス】
- JR京都駅より京都市営地下鉄で「国際会館駅」まで
- 京都バス19系統・大原・小出石行きで「大原」まで
※三千院に駐車場はありません。付近の駐車場を利用してください。
三千院は、伝教大師最澄(さいちょう)が、比叡山東塔南谷(とうとうみなみだに)の梨の大木の下に建物を構えたことが始まりとされています。
妙法院や青蓮院とともに、天台宗三門跡寺院の1つといわれているお寺です。
現在は、京都市大原にある三千院。
何度も移転を繰り返してきました。
比叡山から近江坂本、そして洛中。
また、移転をするたびに、お寺の名前も変化を繰り返してきました。
円融房→梨本坊→梨本門跡→梶井宮と、何回も名前が変わったんですね。
三千院(三千院門跡)と称されるようになったのは、明治4年(1871年)のことです。
では、三千院について詳しく見ていきましょう。
三千院は癒しのパワースポット
三千院は、高貴な人が俗世を離れて出家し、隠棲(いんせい)の地となったお寺です。
三千院が門跡寺院と呼ばれるのは、このためです。
心の傷を癒そうと、俗世間から逃げるようにして 三千院に来た人達。
そのイメージから、癒しのパワースポットと呼ばれるようになったのです。
初めにご紹介した歌は、永六輔さんが作詞された「女ひとり」という曲です。

引用:曲タイトル「女ひとり」
作詞者 永六輔、作曲者 いずみたく、歌 デューク・エイセス、レーベル 東芝レコード(1965年)
でも、三千院が、歌になるほどの癒しのパワースポットと呼ばれる理由は、これだけではなさそうです。
そこには、さらに3つの理由があります。
3つの理由を見てみましょう。
三千院が癒しのパワースポットと呼ばれる3つの理由
三千院が癒しのパワースポットと呼ばれる理由は、次の3つです。
- 庭園に癒される
- お地蔵さんに癒される
- 写経で癒される

では、3つの理由について詳しくご紹介しますね。
1:庭園に癒される
1つめの理由は、「庭園に癒される」です。
三千院の境内には、美しい日本庭園が広がっています。
その中でも、特に有名なのが聚碧園(しゅうへきえん) と 有清園(ゆうせいえん) です。
聚碧園(しゅうへきえん)は、江戸時代の茶人である、金森宗和(かなもりそうわ)によるもの。
庭園内には小川が流れ、心地よいせせらぎの音が聞こえます。
ひょうたん型の池などもあります。
また、有清園(ゆうせいえん)は、三千院のパンフレットにも掲載されるほどの美しい庭園です。
季節によって、さまざまな美しい花を咲かせます。

この2つの庭園、聚碧園(しゅうへきえん)と有清園(ゆうせいえんは、本当に美しい庭園なのです。
庭園を眺めながら、お抹茶をいただくこともできます。
また、聚碧園(しゅうへきえん) と 有清園(ゆうせいえん)のそばには、作家の井上靖が「東洋の宝石箱」と絶賛した「往生極楽院も」。

2:お地蔵さんに癒される
2つめの理由は、「お地蔵さんに癒される」です。
先ほどご紹介した有清園(ゆうせいえん)には、「わらべ地蔵」という6体のお地蔵さんがいらっしゃいます。
「わらべ地蔵」は、石彫刻家の杉村孝さんが手がけたお地蔵さんです。
有清園(ゆうせいえん)の苔(こけ)の中で、寝そべっていたり、首をかしげていたり、6体の子供のお地蔵さんがとっても可愛いのです。
中には、すっかり苔(こけ)に覆われているお地蔵さんの姿も。
景色に溶け込んでいる「わらべ地蔵」ですが、平成になってからここにいらっしゃるそうですよ。

ちなみに、石彫刻家の杉村孝さんは、静岡県藤枝市の方です。
さまざまな作品の中でも、「わらべ地蔵」は特に人気があるようですね。
3:写経で癒される
3つめの理由は、「写経で癒される」です。
三千院では、写経をすることもできるのです。
写経は、毎日9:00~15:30まで、拝観受付で申し込むことができますよ。
申し込みが済んだら、写経所へ案内していただきます。
そこで約1時間、般若心経の写経をすることができるのです。
写経の料金は1000円。
写経をするための筆も用意されています。

素晴らしい景色の中で、静かに写経をする…。
きっと癒されます。
三千院が歌になるほどの癒しのパワースポットと呼ばれる理由が、おわかりいただけたでしょうか。
京都大原・三千院の魅力がテレビ番組などでよく紹介されるのも納得ですね。
まとめ
今回は、今回は、京都大原・三千院についてお伝えしました。

日頃の疲れを癒すために、あなたも、京都大原・三千院に出掛けてみてください。
紅葉の季節には、「東洋の宝石箱」と呼ばれるほどの美しい絶景を、さらに楽しむことができますよ。
比叡山の観光なら、比叡電車の「ひえい」がおすすめ。
付近にある寂光院を訪れるのも良いですね。
京都には有名なパワースポットがたくさんあります。
たくさんのパワースポットの中でも、私のお気に入りは銀閣寺。
渋くて素敵です!