大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)は安産祈願と厄払いで人気のパワースポットです。
特に、戌の日には多くの妊婦さんが安産祈願に訪れます。
そんな大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)は、武蔵国の総社としての長い歴史がある神社。
東京都府中市にあり、東京五社の一社の一つとして数えられています。
今回は、大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)の安産祈願と厄祓い初穂料などについてお伝えします。
戌の日(いぬのひ)に参拝したい大國魂神社について、ぜひご覧ください。
大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)とは?
【名称】
大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)
【英語表記】
Ookunitama shrine
【御祭神】
大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)
【住所】
東京都府中市宮町3-1
【ご利益】
縁結び・招福・安産・厄除け など
【アクセス】
- 京王線 府中駅南口より 徒歩約5分
- JR南武線または武蔵野線 府中本町駅より 徒歩約5分
東京都府中市にある大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)は、長い歴史がある神社。
大國魂神社は武蔵国の土地神様として、1900年もの間、人々に崇められてきました。
現在の東京都・埼玉県・神奈川県の一部にあたる武蔵国の総社として、創建以来、この地を守護してきたのです。
大國魂神社の御本殿には、武蔵国の一之宮~六之宮までの神様がお祀りされています。
このため、そのご利益は絶大!関東最強といわれるほどの厄除けのパワースポットです。
なんと6倍のパワーがいただけるとか。
大國魂神社の主なご利益は縁結びや招福、安産や厄除けなどです。
特に、戌の日には、安産祈願や厄払いに多くの人が参拝に訪れます。
さらに、縁結びのご利益がいただけることから、結婚式を挙げるカップルが多いことでも知られています。
大國魂神社といえば、戌の日の安産祈願と厄払い。
ということで、大國魂神社の安産祈願と厄払いの初穂料から見ていきましょう。
大國魂神社の安産祈願と厄払いの初穂料は?
大國魂神社の安産祈願と厄払いの初穂料をご紹介します。
まずは安産祈願の初穂料から見てみましょう。
大國魂神社の安産祈願の初穂料
大國魂神社の安産祈願の初穂料は5,000円~となっています。
予約の必要はありません。
神社でご祈祷を受ける場合、5,000円や1,0000円を初穂料として納めるのが一般的です。
安産祈願の御祈祷は、本殿右手にある御祈祷受付所で受付されています。
御祈祷の受付時間は9:00~16:00です。
また、安産祈願の御祈祷では、腹帯を一緒に御祈祷していただくことができます。
大國魂神社腹帯の初穂料は2,000円です。
もともと持っている腹帯があれば、持参するのも良いですね。
続いて、厄払いの初穂料を見てみましょう。
大國魂神社の厄払いの初穂料
大國魂神社の厄払いの初穂料は5,000円~となっています。
安産祈願と同様に、本殿右手にある御祈祷受付所で受付してください。
個人の御祈祷の場合、5,000円や1,0000円を初穂料として納めるのが一般的です。
ただし、企業や会社の御祈祷の場合はもう少し高くなります。
例えば、大國魂神社では、企業や会社の御祈祷は50,000円以上となっています。
厄払いには人形流し(ひとがたながし)もおすすめ
大國魂神社で厄払いをするなら、人形流し(ひとがたながし)もおすすめです。
千と千尋のアレ、人形流しをしました。
— yoko (@yokoshanti) March 21, 2023
大國魂神社は武蔵国六社の大神を奉祀しており六所宮とも。
江戸時代までは布留大神もお祀りされていたようなので、もしかしたらニギハヤヒ様も…いらっしゃるかもしれませんね☺️(勝手な妄想です) pic.twitter.com/0u47dDBQrR
人形流しは、人形記入所で書くことができますよ。
まずは、人の形をした紙に自分の名前を書きましょう。
そして、大麻を左・右・左の順番で振ります。
大麻を振ることで、自分自身を清めることになります。
次に、人形(ひとがた)であなたが身体の中で悪いと思う部分をそっとなでます。
そして、フッと息を吹きかけます。
その後、社務所の奥にある清らかな川に人形を流しましょう。
人型を流すことで、身についた穢れや厄を落とすことができるのです。
大國魂神社の人形流しの初穂料は100円です。
人形流しは、平安時代から行われていた魔除けの儀式。
厄除けのご利益がいただけるといわれています。
神社でへ参拝する時は、服装にも気をつけたいですね。
御祈祷を受ける場合はなおさらです。
神社へ参拝する時の服装については下記の記事でチェックしてください。
次に、大國魂神社の御朱印を見てみましょう。
大國魂神社の御朱印
大國魂神社の御朱印受付時間は、9:00~16:30です。
おはようございます🙋
— raityan0910 (@raityan0910) February 21, 2023
大國魂神社の御朱印❗
先日参拝に🙏
今日もよろしくお願いいたします
明日はお休みだ🙋#御朱印#大國魂神社 pic.twitter.com/LbOmhLqgtv
力強さを感じる素敵な御朱印ですね。
大國魂神社の御朱印の初穂料は300円です。
次に、大國魂神社でも特に安産のご利益で有名なパワースポットをご紹介します。
安産のご利益で有名なパワースポットは、大鳥居をくぐってすぐの場所にありますよ。
参道の左手にある「宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)」です。
宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)
宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)は大國魂神社の摂社の一社で、安産のご利益が有名な社です。
大國魂神社と同時期の約1900年前に創建され、源頼朝の妻・北条政子が安産祈願したと伝えられています。
娘の安産祈願に府中の大國魂神社へ行ってきました。
— miwa (@m__miwa) January 28, 2023
境内には北条政子も安産祈願を行ったと言われる『宮乃咩(みやのめ)神社』があり、そちらも参拝し柄杓を奉納してきました。#大國魂神社 #宮乃咩神社 #安産祈願 pic.twitter.com/7rgQZmAuiV
宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)の御祭神は、芸能や安産、美の女神として知られる「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」です。
境内には、安産祈願や安産のお礼に奉納された、たくさんの絵馬や、底に穴の開いた「穴あき柄杓」が。
宮乃咩神社の「穴あき柄杓」は、『柄杓の底から水がスルスルと流れ出るように安産になりますように』という願いを込めて奉納します。
また、無事に安産だったことを感謝する意味でも「穴あき柄杓」を奉納しましょう。
ちなみに、柄杓の穴は自分で開けます。
「穴あき柄杓」に書く願いは、安産や子授けなど、子供に関する願いなら大丈夫とのこと。
安産祈願と安産御礼の柄杓の初穂料は1,500円です。
大國魂神社で安産祈願をした後は、ぜひ、宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)へも参拝してね。
続いて、大國魂神社の境内の見どころをご紹介します。
大國魂神社の境内の見どころ
大國魂神社の境内の見どころは次の5つです。
- けやきの御神木
- 手水舎
- 隋神門
- 鶴石と亀石
- 大いちょうの御神木
順番に見ていきましょう。
1:けやきの御神木
大國魂神社の境内の見どころの1つめは、けやきの御神木です。
大鳥居の前にあるけやきの御神木は、樹齢900年ともいわれる古木です。
けやきの御神木は、府中の銘木百選にも選ばれています。
2:手水舎
大國魂神社の境内の見どころの2つめは、手水舎です。
大國魂神社の手水舎が好き pic.twitter.com/SMir1jLozS
— たたろすけ (@tarotarojam) July 26, 2021
二匹の龍が素敵な手水舎。
手水舎の天井も見上げてみてください。
龍の彫刻が施されていますよ。
3:隋神門(ずいじんもん)
大國魂神社の境内の見どころの3つめは、隋神門(ずいじんもん)です。
2011年(平成23年)に、大國魂神社の御鎮座1900年記念として改築された美しい隋神門です。
休養日の今朝、自宅から徒歩10分にある府中市、大國魂神社へ!
— 今井英雄 (@JatIA1UJs4ijP6L) September 2, 2020
武蔵の國国府であった六所宮境内の随神門には埼玉県寄居町にある豊田彫刻さん制作の彫りもが!
心身のリセット完了! pic.twitter.com/WwksMPNu2Z
国産の桧で造られた隋神門の高さは8.5メートル、幅は25メートルもあります。
祭りの時に神輿や大太鼓が通りやすいように設計されています。
そして、隋神門の扉1枚の大きさは畳約5畳分。
門の入口側に左右には、ガラス格子の中に「豊磐間戸命」と「櫛磐間戸命」が配置されています。
4:鶴石と亀石
大國魂神社の境内の見どころの4つめは、鶴石と亀石です。
隋神門をくぐってすぐ、左右に古くからある鶴石と亀石。
大國魂神社ができたのは1900年以上も昔らしいです。
— はちみつみるく (@178_honey) August 15, 2017
随神門をくぐると亀石と鶴石。
この石は江戸時代の名所を描いた『江戸名所図会』でも見ることができるそう。。。
本殿裏には樹齢1000年以上と言われる御神木の大銀杏🌳
豊かな緑に癒される感じ。。。
御朱印もいただきました😊 pic.twitter.com/PEGGgnFlw1
鶴石と亀石は、鶴と亀の形をしているわけではありません。
ただ、江戸時代後期に斎藤月岑によって刊行された「江戸名所図会(えどめいしょずえ)」にも描かれていることから、かなり古い石だということはわかっています。
鶴石と亀石は、大國魂神社の中でも強いパワースポットの一つとされています。
多くのメディアでも取り上げられてきました。
参拝客の中には、鶴石と亀石のパワーをいただくために手をかざす人も。
あなたもぜひ、手をかざして鶴石と亀石のパワーを感じてみてください。
5:大いちょうの御神木
大國魂神社の境内の見どころの5つめは、大いちょうの御神木です。
大いちょうの御神木は、大國魂神社の本殿の裏手にあります。
直径約9.5メートルという御神木は、東京都内では2番目の太さだとか。
樹齢800年を超えるといわれる大いちょうの御神木は、大國魂神社の中で、もっとも強いパワースポットだといわれています。
その昔、大いちょうの御神木の根元に、巻貝の一種である蜷貝(にながい)が生息していました。
産後、母乳が出ない時に、いちょうの木に生息していた蜷貝(にながい)を煎じて飲んだところ、母乳の出が良くなったという話が伝わっています。
このことから、大いちょうの御神木に手を合わせることで、産後の肥立ちが良くなるとか。
妊娠前の身体に戻すのは大変。
大いちょうの御神木は、女性にとって嬉しいパワースポットですね!
身体健全のご利益がいただけるといわれているよ。
ここで、大國魂神社についてもう少し詳しく見てみましょう。
大國魂神社は武蔵国の総社
大國魂神社は、武蔵国の守り神として大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)をお祀りしている神社です。
武蔵国の守り神である大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)は、武蔵国の土地神様として、1900年もの間、人々に崇められてきました。
大國魂神社は武蔵国の総社なのです。
総社とは、その土地の神様を一つの社殿に合祀した神社のことをいいます。
大國魂神社には、かつての武蔵国(現在の東京都・埼玉県・神奈川県の一部)の一之宮~六之宮の神様がお祀りされています。
このため大國魂神社は六所宮(ろくしょぐう)とも呼ばれていました。
だからパワーが6倍だといわれているのです!
総社である大國魂神社へ参拝することで、武蔵国(現在の東京都・埼玉県・神奈川県の一部)に鎮座する全ての神社を参拝することになるとか。
一度の参拝で、たくさんのご利益をいただくことができるなんて凄いですね!
では、大國魂神社の本殿でお祀りされている神様を見ておきましょう。
大國魂神社の本殿でお祀りされている神様
大國魂神社の本殿は、中央の中殿、向かって左手の東殿、右手の西殿の3つの社から成っています。
3つの社には、それぞれ次の神様がお祀りされています。
中殿
- 大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)
- 御霊大神(ごりょうおおかみ)
- 国内諸神
東殿
- 一之宮:小野大神
- 二之宮:小河大神
- 三之宮:氷川大神
西殿
- 四之宮:秩父大神
- 五之宮:金佐奈大神
- 六之宮:杉山大神
だから、ご利益がたくさんいただけるんだね。
実際の参拝では、本殿の手前にある拝殿から参拝することになります。
また、大國魂神社は東京五社の一つとしても知られています。
大國魂神社は東京五社の一つ
東京五社とは、次の5つの神社のことです。
- 大國魂神社
- 明治神宮
- 東京大神宮
- 日枝神社
- 靖国神社
大國魂神社は、格式高い神社だということがわかりますね。
大國魂神社は、かつて源頼朝や、足利尊氏、徳川家康など、武士もたくさん多く参拝した厄除けパワースポットです。
先ほど、安産祈願のパワースポットとして、大國魂神社の摂社である、宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)をご紹介しました。
大國魂神社には、他にも摂社・末社がいくつもあります。
その他の摂社・末社を見てみましょう。
大國魂神社の摂社・末社
大國魂神社には、摂社・末社がたくさんあります。
宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)以外の摂社・末社は、次の通りです。
御祭神とともにご紹介します。
- 松尾神社:大山咋命(おおやまくいのみこと)
- 巽神社(たつみじんじゃ):市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
- 水神社:水波能売命(みずはのめのみこと)・加茂別雷命(かもわきいかずちのみこと)・玉依姫命(たまよりひめのみこと)・加茂別建角身命(かもわきたけぬみのみこと)
- 稲荷神社
- 住吉神社と大鷲神社:表筒男命(うはづつおのみこと)・中筒男命(なかづつおのみこと)・底筒男命(そこづつおのみこと)・大鷲大神(おおとりのおおかみ)
- 東照宮:徳川家康公
水神社では、お水取りをすることができますよ。
ただし、お水取りができるのは「中雀門の開門時間中のみ」となっています。
ちなみに、中雀門の開門時間は次の通りです。
- 4月1日~9月14日:6:00~18:00
- 9月15日~3月31日:6:30~17:00
大國魂神社は安産祈願と厄払いのパワースポット!まとめ
今回は、大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)の安産祈願と厄払いの初穂料などについてお伝えしました。
大國魂神社は、安産祈願と厄払いのパワースポット!
広い境内には、見どころもたくさんあります。
ぜひ、戌の日には大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)へ安産祈願へ。
厄払いの御祈祷を受けて御朱印をいただくのもおすすめです。
また、大國魂神社では一年に何度もお祭りがあります。
特に有名なのは「くらやみ祭」・「くり祭」・「すもも祭」です。
お祭りとともに、府中の並木道の散策も楽しんでね。