伊勢神宮(いせじんぐう)といえば、日本を代表する最高位の神社。
三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮には外宮と内宮があります。
伊勢神宮で、より良いご利益をいただくためには参拝の順番が大切です。
基本的に、伊勢神宮は外宮から内宮への順番で参拝するのが正式だといわれていますが…。
どうなのー?
この記事を読むと、伊勢神宮について次のことがわかります。
- 外宮から内宮への参拝が正しいのか
- 参拝時間の目安はどれくらいなのか
- お伊勢参りの正しい順番
- 伊勢神宮の内宮と外宮の違い
伊勢神宮を参拝する前に知っておきたい情報がたっぷり!
ぜひ最後までご覧ください。
- あなたの運気アップをガッツリ応援!
- パワーストーン歴30年以上のパワーストーンセラピスト
- 数々の不思議体験によってスピリチュアルの世界を楽しんでいる
- パワーストーンや運気アップの素晴らしさ・楽しさをあなたに伝えたい
- 占い大好き・得意占術はタロット占い
伊勢神宮は外宮から内宮への参拝が正しいの?
基本的に、伊勢神宮を参拝する時には、外宮から内宮への参拝が正しいといわれています。
お伊勢参りではまず外宮を参拝しましょう。
その次に、内宮を参拝します。
御正宮に参拝してから別宮へ
また、外宮と内宮それぞれ御正宮に参拝してから、別宮へ参拝するのが古くからの習わしです。
外宮から内宮への参拝の順番が正しいといわれる理由は、ハッキリとはわかっていません。
とはいえ、「外宮先祭(げくうせんさい)」という慣習によって、さまざまな行事も外宮から内宮への順番で執り行われています。
皇族の方々も外宮から内宮への順番で参拝
また、皇族の方々も外宮から内宮への順番で参拝されています。
外宮から先に参拝したり、行事を先に執り行うのは、天照大御神(あまてらすおおみかみ)による指示との説もあります。
では、伊勢神宮の外宮と内宮を参拝する時、時間の目安はどれくらいでしょうか。
伊勢神宮の外宮と内宮を参拝する時間の目安
外宮を参拝した後に内宮を参拝する場合、どこにも立ち寄らずに参拝だけの時間の目安は約2時間です。
途中で食事や休憩をするなら5時間程度が目安
ただし、約2時間というのは、食事や休憩の予定を全く入れていない所要時間。
途中で食事や休憩をして、外宮と内宮をサラッと参拝する場合は、5時間程度を目安にすると良いでしょう。
食事や休憩をしてゆっくり参拝するなら7時間程度が目安
また、途中で食事や休憩をして、さらに外宮と内宮をゆっくりと参拝するなら7時間程度を目安にしてください。
ちなみに、外宮と内宮それぞれを急いで参拝する時間の目安は次の通りです。
- 外宮:約30分
- 内宮:約45分~1時間
外宮、内宮ともに、正宮と別宮に参拝したり、お守りや御朱印をいただいたりするなら2時間前後の所要時間を見込んでくださいね。
外宮から内宮への移動時間の目安は、バスで約15分としています。異なる移動手段を使う場合や、御祈祷を受ける場合、さらに時期によって、所要時間が変わります。ここでの時間は、あくまでも目安としてください。
では次に、お伊勢参りの正しい順番を詳しく見てみましょう。
伊勢神宮・お伊勢参りの正しい順番は?
お伊勢参りの正しい順番には、次の2通りの順番があります。
- 伊勢神宮のみを参拝する場合
- 伊勢神宮以外も参拝する場合
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1:伊勢神宮のみを参拝する場合
お伊勢参りの正しい順番の1つめは、伊勢神宮のみを参拝する場合です。
お伊勢参りでは、外宮から内宮へと参拝するのが正しい参拝の順番だと、先ほどお伝えしました。
外宮の正宮へ参拝する前には、外宮の古殿地(こでんち)を参拝してくださいね。
そして、内宮の正宮で御祭神に参拝する前には、瀧祭神(たきまつりのかみ)へ参拝することが大切です。
すると、正しい順番は次のようになります。
- 外宮の古殿地(こでんち)
- 外宮の正宮
- 外宮の別宮
- 内宮の瀧祭神
- 内宮の正宮
- 内宮の別宮
さらに、外宮の別宮の中でも、最初に一番位が高い多賀宮(たかのみや)へ参拝してください。
2:伊勢神宮以外も参拝する場合
お伊勢参りの正しい順番の2つめは、伊勢神宮以外も参拝する場合です。
実は、伊勢神宮でより良いご利益をいただくための順番が、伊勢神宮以外も参拝する場合の順番なのです。
いわば上級者向けの順番です。
- 二見輿玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)
- 外宮の古殿地(こでんち)
- 外宮の正宮
- 外宮の別宮
- 内宮の瀧祭神
- 内宮の正宮
- 内宮の別宮
- 朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)
上記の2通りの順番のうち、私がおすすめするのはもちろん、2.の伊勢神宮以外も参拝する場合です。
伊勢神宮へ1泊2日で訪れるなど、時間に余裕がある場合は、ぜひ二見輿玉神社と朝熊岳金剛證寺へも参拝してくださいね。
二見輿玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)で夫婦岩(めおといわ)に参拝し、神社の社務所で禊(みそぎ)を行ってから伊勢神宮へ参拝しましょう。
より良いご利益をいただくためには重要です。
伊勢神宮の内宮と下宮を参拝したら朝熊岳金剛證寺へ
伊勢神宮の内宮と下宮を参拝した後は、朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)へも参拝してください。
朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)は、伊勢神宮の鬼門を守護しているお寺です。
次に、伊勢神宮を参拝する時の注意点をご紹介します。
伊勢神宮を参拝する時の注意点
どうしても時間的に厳しくて伊勢神宮のみを参拝することもありますよね。
その場合は、次の2つのことだけは守ってください。
とっても大切なことです。
1:片参りは避ける
伊勢神宮を参拝するなら、「片参り」は避けてください。
伊勢神宮の外宮か内宮のどちらか片方だけをお参りすることを「片参り」や「片参宮」と呼びます。
片参りは、縁起が良くないといわれることがあります。
ですので、できるだけ片参りは避けるようにしましょう。
そもそもお伊勢参りとは、外宮と内宮の両方を参拝することです。
できれば、外宮と内宮の両方を参拝してください。
2:内宮での自分自身の願いごとは荒祭宮で
内宮での自分自身の願いごとは、荒祭宮(あらまつりのみや)で祈願してください。
荒祭宮(あらまつりのみや)は、伊勢神宮の内宮の別宮の中で最も位が高い社です。
御祭神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)の荒御魂(あらみたま)をお祀りしています。
内宮の正宮では、必ず、日々の感謝をしてくださいね。
神社を参拝する基本は、日々の感謝の気持ちを神様に伝えることだよねー。
ではあらためて、伊勢神宮とはどのようなパワースポットなのかをご紹介します。
伊勢神宮(いせじんぐう)とは
【名称】
伊勢神宮(いせじんぐう)
【正式名称】
神宮
【住所】
- 内宮(皇大神宮):三重県伊勢市宇治館町1
- 外宮(豊受大神宮):三重県伊勢市豊川町279
【アクセス】
- 内宮(皇大神宮):外宮より バスで約15分
- 外宮(豊受大神宮):JR・近鉄 伊勢市駅より 徒歩約5分
伊勢神宮は、日本に約8万社といわれる神社の中心です。
古くから「お伊勢さん」・「大神宮さん」と呼ばれ親しまれてきました。
古くから、伊勢神宮を参拝することは「お伊勢参り」と呼ばれ、庶民の憧れでした。
「一生に一度は訪れたい」といわれているよ。
現在も、一年間に800万人以上の人が参拝に訪れるほどの凄いパワースポットです!
伊勢神宮は、日本を代表する、日本で一番有名な神社といっても過言ではありません。
伊勢神宮は『日本人の心のふるさと』ともいわれてるね。
そんな伊勢神宮。
伊勢神宮という名前は、1つの神社を指しているのではありません。
伊勢神宮とは1つの神社名ではない
伊勢神宮とは、125社お宮とお社の総称です。
伊勢神宮の「内宮(ないくう)」と呼ばれる皇大神宮(こうたいじんぐう)と、「外宮(げくう)」と呼ばれる豊受大神宮(とようけだいじんぐう)を中心とした、125社もの大小さまざまなお宮とお社の総称なのです。
125の宮社は、内宮と外宮の他に、14の別宮、43の摂社、24の末社、42の所管社のことをいいます。
伊勢神宮の正式名称は「神宮」
伊勢神宮の正式名称は「神宮」といいます。
ただし、明治神宮や香取神宮など、他の神宮と区別するために、伊勢神宮と呼ばれることが一般的となっています。
続いて、伊勢神宮の内宮と外宮の違いをご紹介します。
伊勢神宮の内宮と外宮の違い
伊勢神宮の内宮と外宮の違いを一覧表にしました。
通称 | 内宮(ないくう) | 外宮(げくう) |
---|---|---|
正式名称 | 皇大神宮(こうたいじんぐう) | 豊受大神宮(とようけだいじんぐう) |
御祭神 | 天照大御神(あまてらすおおみかみ) | 豊受大御神(とようけのおおみかみ) |
どんな神様? | 皇祖神であり日本人の総氏神様・太陽の神様 | 天照大御神の御饌(みけ)を司る神様・産業の神様 |
創建 | 紀元前4年 | 内宮の創建より約500年後 |
参道の歩き方 | 右側通行 | 左側通行 |
正宮での写真撮影 | 石段の下からのみ可 | 板垣の外のみ可 |
個人的な願いごとは? | 別宮・荒祭宮(あらまつりのみや) | 別宮・多賀宮(たかのみや) |
別宮 | 10ヶ所 | 4ヶ所 |
摂社 | 27社 | 16社 |
末社 | 16社 | 8社 |
御祈祷 | 御饌または御神楽 | 御饌または御神楽 |
御祈祷の申込場所 | 内宮の神楽殿 | 外宮の神楽殿 |
見学できる御神楽 | 一月十一日御饌・春の神楽祭・秋の神楽祭 | 中秋の観月会 |
注目したいのは、伊勢神宮では、内宮と外宮ともに御神楽を奉納できることです。
必ず叶えたいことがある時や、人生のここぞ!という時にはぜひ。
ただし、伊勢神宮で御祈祷を受ける正式参拝の場合は、服装に注意が必要です。
伊勢神宮の正式参拝では正装が必須です。
神社をお参りする時の服装については、下記の記事でチェックしてください。
⇒神社をお参りする時の服装は?マナーやタブーが知りたい!色やデザインに決まりはあるの?
では最後に、伊勢神宮の御朱印について見てみましょう。
伊勢神宮の外宮と内宮の御朱印
伊勢神宮の御朱印は、外宮と内宮それぞれの神楽殿でいただくことができます。
伊勢神宮でもらってきた御朱印✨
— るるぴ (@kikirarakappa) November 17, 2022
意外とシンプル✨ pic.twitter.com/YMVm5u2a0j
シンプルで素敵な御朱印ですね。
伊勢神宮の凄いパワー、御朱印からも感じますね。
ちなみに、個人的には、伊勢神宮や明治神宮、そして鹿島神宮や高千穂神社、さらに皇居や富士山、東京スカイツリーなどが、日本のレイライン上にあるという説も気になっています♪
日本のレイラインについては、機会があればご紹介しますね。
伊勢神宮では、一年間に約1500もの行事が執り行われます。
中でも、最大のお祭りは毎年10月15日~17日に内宮と外宮で行われる「神嘗祭(かんなめさい)」です。
「神嘗祭(かんなめさい)」は、「神嘗正月」や「大まつり」と呼ばれることもあります。
伊勢神宮は外宮から内宮への参拝順序が正しいの?まとめ
今回は、伊勢神宮は外宮から内宮への参拝が正しいのか、時間の目安はどれくらいなのか、などについてお伝えしました。
お伊勢参りの正しい順番は、外宮から先に参拝することです。
そして、その次に内宮への参拝となります。
さらに、伊勢神宮を参拝する前に「二見興玉神社」を、参拝後に「朝熊岳金剛證寺」を参拝すれば完璧!
内宮の参道・宇治橋にある擬宝珠(ぎぼし)にも触れて祈願してみてくださいね。
西側三本目の擬宝珠(ぎぼし)ですよ。
また、伊勢神宮にはおみくじはありません。
内宮と外宮の違いも、いろいろ知ると楽しいですよね。
伊勢神宮といえば「おかげ横丁」。
「おかげ横丁」が発祥の地といわれる財布の布団についての下記の記事もぜひご覧ください。