山梨県南巨摩郡にある、日蓮宗の総本山・身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)をご存知でしょうか。
身延山久遠寺は日本最高峰の聖地といわれるお寺です。
お参りするまでに登る石段の階段数が凄い?!ことで有名です。
でも、凄い階段数の石段を頑張って登ることで嬉しいことが!
また、日蓮聖人の素晴らしい教えや長寿のご利益を授かることもできますよ。
身延山久遠寺は、中部地方屈指のパワースポットとして知られています。関東を中心に、多くの人々がお参りに訪れます。
今回は、山梨県南巨摩郡にある、日蓮宗の総本山・身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)の階段数などについてお伝えします。
身延山久遠寺の御朱印帳の種類もチェックしてくださいね!
身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)とは?
日蓮宗総本山 身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)
【住所】
山梨県南巨摩郡身延町身延3567
【アクセス】
JR身延線身延駅より身延山行きバスに乗車 終点で下車(バス約15分)徒歩30分
山梨県南巨摩郡にある、身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)は、日蓮宗の総本山として有名なお寺です。
身延山久遠寺がある身延山は、山梨県南部にあり、鎌倉時代に日蓮聖人によって開かれた神聖な山。
日蓮聖人は、晩年の約9年間をこの身延山で過ごしました。
現在も、日蓮聖人の教えやご利益を求めて、多くの人々が身延山久遠寺へお参りに訪れています。
そんな身延山久遠寺ですが、実はお参りする前に登る石段の階段数が凄いらしいのです。
早速、身延山久遠寺の階段数から見てみましょう。
身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)の階段数が凄い?!
身延山久遠寺の階段数は、なんと、287段 もあります。凄い!
石段を下から見上げると、とんでもない光景です^^
しかも、石段の一段一段が高く、約30センチも。
三門の先にある本堂へと、287段も続く石段の高低差は、約104メートルです。
ですので、体力に自信がない方には少し登るのが大変かもしれませんね。
その場合は、左右にある、なだらかな男坂や女坂から登ることをおすすめします。
でも、頑張って287段の石段を上ると、涅槃(ねはん)に達するといわれていますよ。

煩悩を断ち切り、悟りの境地に達するという意味から、石段には「菩提梯(ぼだいてい)」という名前が付けられています。
では、次に身延山久遠寺の御朱印帳をチェックしてみましょう。
身延山久遠寺では御朱印帳じゃない?!
御朱印帳をチェック!といいましたが、実は、身延山久遠寺の御朱印帳は、御朱印帳ではありません。
日蓮宗の寺院では、御朱印という言葉は使わないのです。
日蓮宗の寺院では、御朱印のことを御首題と呼びます。
ですので、御朱印帳ではなく、正式名称は御首題帳となります。
また、日蓮宗の御首題は、他の宗派と一緒にいただくのではなく、分けるのがおすすめです。
日蓮宗のお寺専用の御首題帳にしていると、わかりやすくて良いですよ。
お寺によっては御首題帳以外だと御首題にお題目を書いていただけない場合も。
独特のひげ文字で、御首題帳に「南無妙法蓮華経」と書いていただけるのです。
お寺によっては、御首題帳以外の場合、お題目ではなく「妙法」という文字になることがあります。ただし、必ず決まっているものではありません。

では、身延山久遠寺の御首題帳とはどのようなものなのでしょうか。
身延山久遠寺の御首題帳
身延山久遠寺の御首題帳は、次の2種類です。
- 本堂の近くでいただくことができる御首題帳
- 奥の院・思親閣でいただくことができる御首題帳
1:本堂の近くでいただくことができる御首題帳
1つめは、本堂の近くでいただくことができる、身延山久遠寺のオリジナルの御首題帳です。
枝垂桜(しだれざくら)と五重塔があしらわれているデザインです。
色は、全部で5色。
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他にも、青色・紫色・赤色・薄桃色がありますよ。
御首題帳のサイズは、11cm×16cm。各1000円です。
2:奥の院・思親閣でいただくことができる御首題帳
2つめは、奥の院・思親閣でいただくことができる、身延山久遠寺のオリジナルの御首題帳です。
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奥の院・思親閣だけのオリジナルの御首題帳です。
奥の院・思親閣へは、ロープウェイで行くことができますよ。
ぜひ、奥の院・思親閣へもお参りしていただいてくださいね。
その他、ロープウェイ乗り場でも「御朱印帳」が販売されています。

では続いて、身延山久遠寺の御首題を見てみましょう。
身延山久遠寺の御首題
身延山久遠寺の御首題は、次の4ヶ所でいただくことができます。
- 三門
- 報恩閣
- 祖廟
- 奥の院・思親閣
順番に見ていきましょう。
1:三門の御首題
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三門の御首題は、書置きとなります。志納料は300円です。

2:報恩閣の御首題
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志納料はお心づけです。一般的には、300円~500円が妥当ではないでしょうか。

3:祖廟の御首題
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祖廟の御首題の志納料は、300円です。
4:奥の院・思親閣の御首題
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ロープウェイに乗って約7分で到着します。
奥の院・思親閣の御首題の志納料は、300円です。
次に、身延山久遠寺の見どころを確認しておきましょう。
身延山久遠寺の7つの見どころ
身延山久遠寺の見どころは、次の7つです。
- 総門
- 三門
- 菩提梯(ぼだいてい)
- 本堂と祖師堂
- 五重塔
- 祖廟
- 奥之院・思親閣
改めて、順番にご紹介します。
1:総門
身延山久遠寺の1つめの見どころは、総門です。
入口に建つ総門は、28世日奠上人の建立です。
36世日潮上人の書による「開会関」の扁額が掲げられています。
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2:三門
身延山久遠寺の2つめの見どころは、三門です。
京都府の南禅寺や知恩院の三門とともに、日本三大三門の一つに数えられる身延山久遠寺の三門。
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三門の高さは21メートル、間口は24メートルもあり、立派な欅造りです。
身延山久遠寺の三門は、涅槃へ至るための「空」「無相」「無願」の三解脱をあらわしています。
三門に掲げられている「身延山」の扁額は、79世日慈上人の筆によるものです。
三門の左右には、仁王像が安置され、足の病気平癒のご利益がいただけるといわれています。
病気平癒の祈願のためにお百度参りをする人も。
また、「悪の心」や「邪悪な心」を召しとる(飯取る)という「力しゃもじ」をいただくこともできます。
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3:菩提梯(ぼだいてい)
身延山久遠寺の3つめの見どころは、菩提梯(ぼだいてい)です。
菩提梯(ぼだいてい)は、先ほどご紹介した、階段数287段の長い石段です。
287段も続く石段の高低差は約104メートル。
石段の傾斜角はなんと50度。
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涅槃に達するといわれる菩提梯(ぼだいてい)は、「南無妙法蓮華経」の7文字から、7区画に分けられています。
なだらかな男坂や女坂から登ったり、駐車場から斜行エレベーターで本堂のそばまで行くこともできます。
でも、できれば菩提梯(ぼだいてい)を登ってお参りして下さいね。

4:本堂と祖師堂
身延山久遠寺の4つめの見どころは、本堂と祖師堂です。
現在の本堂は、1985年(昭和60年)に日蓮聖人700遠忌の記念として、再建されました。
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身延山久遠寺の本堂の地下には宝物館があります。
宝物館に入館すると、写経体験ができますよ。
身延山久遠寺の宝物館の入館料は、大人300円です。

そして、本堂の隣に建つのが祖師堂です。
祖師堂には、日蓮聖人像が安置され、日蓮上人の魂、御神霊をお祀りしています。
5:五重塔
身延山久遠寺の5つめの見どころは、五重塔です。
明治8年、火災によって焼失した五重塔は、2009年(平成21年)に再建されました。
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かつての姿をそのまま復元した身延山久遠寺の五重塔。

6:祖廟
身延山久遠寺の6つめの見どころは、祖廟です。
祖廟には、日蓮聖人の五輪の墓と御霊骨の一部が奉安されています。
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身延山久遠寺の祖廟は、日蓮聖人が「ここに墓をたてよ」と仰せられた場所に。

7:奥之院・思親閣
身延山久遠寺の7つめの見どころは、奥之院・思親閣です。
本堂の奥から身延山ロープウェイで約7分。
身延山の頂上付近に、身延山久遠寺の奥之院・思親閣があります。
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文字通り、日蓮聖人がご両親を偲んで建てたという思親閣。
日蓮聖人の母親が危篤になった時にお経をあげたことで、延命に繋がったとか。
そのことから、身延山久遠寺の思親閣をお参りすると、延命や長寿のご利益がいただけるといわれています。
奥之院・思親閣の境内には、日蓮聖人お手植えの杉がありますよ。
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日蓮聖人お手植えの杉は、樹齢約700年。

ロープウェイの展望台からの景色も素晴らしいので、ぜひ身延山の山頂に登ってくださいね。
晴れていれば、富士山までの絶景を楽しむことができますよ。

では最後に、身延山久遠寺のおすすめポイントをご紹介します。
身延山久遠寺のおすすめポイント
身延山久遠寺のおすすめポイントは、365日、毎朝行われる朝のお勤め・朝勤に参加できるということです。
身延山久遠寺の朝勤は、本堂・祖師堂・仏殿の順で執り行われます。
朝勤の時間は次の通りです。
- 4月~9月:5:30より
- 10月~3月:6:00より
朝勤に参加するために予約の必要はありません。
早起きして、参加してみてはいかがでしょうか。
朝勤に参加すると、「御経葩(おきょうは)」という色紙をいただけますよ。

まとめ
今回は、山梨県南巨摩郡にある、日蓮宗の総本山・身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)の階段数などについてお伝えしました。
もう一度、チェックしておきましょう。
- 身延山久遠寺の石段の階段数は、287段です。
- 身延山久遠寺には、御朱印帳ではなく、御首題帳があります。
- 身延山久遠寺の御首題帳の種類は2種類です。

あなたもぜひ、身延山久遠寺へ参拝して日蓮聖人のパワーと、長寿のご利益を授かってください。
日蓮宗の合掌の証というアプリもおすすめです。
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