栃木県栃木市出流町(いずるまち)にある、出流山満願寺(いづるさんまんがんじ)をご存知でしょうか。
出流山満願寺は、自然に囲まれたお寺で、古くから修行の場として知られています。
現在でも滝行や座禅を体験することができます。
全国から、絶大なご利益や御朱印を求めて、多くの方がお参りに訪れるパワースポット。
特に、奥の院では、子宝のご利益がいただけるとか?!
そんな、出流山満願寺ではどのような御朱印がいただけるのでしょうか。
御朱印ガールとしては気になりますね。
今回は、栃木県栃木市出流町にある、出流山満願寺の御朱印などについてお伝えします。
奥の院の子宝のご利益についてはもちろん、その他の見どころについてもご紹介しますね。
Contents
出流山満願寺(いづるさんまんがんじ)とは?
坂東三十三観音第十七番札所 真言宗智山派 出流山満願寺(いづるさんまんがんじ)
【御本尊】
千手観世音菩薩
【住所】
栃木県栃木市出流町288
【アクセス】
JR両毛線又は東武日光線の栃木駅より栃木市生活バスに乗車(乗車時間約1時間)終点「出流観音」より徒歩約5分
満願寺は、今から約1200年前、修験道の開祖といわれる、役の小角(役行者)によって見つけられた「観音の霊窟」という鍾乳洞がもとになっています。
「観音の霊窟」が発見された後、765年(天平神護元年)に、日光山繁栄の源を作ったといわれる勝道上人によって、出流山が開山されました。
さらに820年(弘仁11年)には、弘法大師が来山。
弘法大師自ら、千手観世音菩薩を彫り安置されたといわれています。
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出流山満願寺は真言宗智山派のお寺で、坂東三十三観音第十七番札所としても知られています。
では早速、出流山満願寺の御朱印から見ていきましょう。
出流山満願寺の御朱印
出流山満願寺の御朱印は、本坊にある寺務所でいただくことができます。
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御朱印の種類は1種類で、志納料は300円です。
坂東観音霊場の納経帳をいただくこともできますよ。
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続いて、出流山満願寺の奥の院で子宝のご利益がいただけるのか、確認してみましょう。
出流山満願寺の奥の院で子宝のご利益?!
出流山満願寺の本堂の右手から山道を進むと、大悲の滝があります。奥の院は、大悲の滝からさらに進んだ先にあります。
正式には、奥之院と書きます。
そして、奥之院の拝殿の中には「観音の霊窟」という鍾乳洞が。
出流山満願寺の見どころの一つです。
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「観音の霊窟」には、鍾乳石で自然にできたという、十一面世音菩薩がお祀りされています。

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天平時代、下野の国司である若田氏高卿の妻・明寿は、なかなか子宝に恵まれませんでした。
そこで、21日間「観音の霊窟」に籠り、十一面観世音菩薩像に祈願。
すると、翌年の天平7年に、男の子を授かったのです。
その男の子とは、のちに出流山を開山することになった勝道上人です。
このことから、奥之院では、子宝(子授け)・安産・子育てのご利益がいただけるといわれています。

出流山満願寺では、奥之院以外にもさまざまな見どころがあります。
次に、出流山満願寺のその他の見どころをご紹介しますね。
出流山満願寺の5つの見どころ
出流山満願寺の見どころは、次の5つです。
- 山門(仁王門)
- 薬師堂
- 鐘楼
- 本堂(大御堂)
- 大悲の滝
では、順番に見ていきましょう。
1:山門(仁王門)
出流山満願寺の見どころの1つめは、山門(仁王門)です。
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山門は1735年(徳川時代享保20年)の建立で、栃木市文化財に指定されています。
建立された当時は、茅葺き屋根だった三門。昭和の初めに、金属板に葺き替えられました。
さらに、1990年(平成2年)には解体復元工事が行われ、左右の仁王尊像がしっかりとお寺を護っています。
仁王尊像は、足利時代の作です。

2:薬師堂
出流山満願寺の見どころの2つめは、薬師堂です。
山門をくぐって左手に薬師堂があります。
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薬師堂は、1715年(享保年間)の建立。
厄除けや眼病にご利益があるといわれています。
3:鐘楼
出流山満願寺の見どころの3つめは、鐘楼です。
鐘楼は、参道の右手に建てられています。
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池のそばにある鐘楼。
1871年(明治4年)に失ってしまい、約100年後に再建された鐘楼と鐘です。

4:本堂(大御堂)
出流山満願寺の見どころの4つめは、本堂(大御堂)です。
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1368年(応安元年)に、足利義満公の寄進により、観音堂として建立されました。
ところが、1740年(元文5年)12月20日に、山門以外は全て焼失してしまいます。
その後、1764年(明和元年)8月に、中興第十七世道呆和尚によって再建されたのが、大御堂です。
現在は、その大御堂を本堂としています。
立派な造りの大御堂は、茨城県つくば市にある筑波山神社の大御堂、奈良県奈良市にある輿福寺の大御堂とともに、日本三御堂の一つといわれています。

5:大悲の滝
出流山満願寺の見どころの5つめは、大悲の滝です。
本堂の右手で、奥之院入山料300円を納めて山道を進みます。
如蓮堂や女人堂からさらに進んで行くと、大悲の滝が。
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大悲の滝は、出流川の源流となる鍾乳洞の湧き水が直接流れ落ちています。
大悲の滝の落差は約8メートル。

大悲の滝からさらに石段を進むと、奥之院の入り口がありますよ。
奥之院の入り口には、観音様がいらっしゃいます。
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宮地真緒さんは、ガレッジセールのお二人と大悲の滝の御神水を飲んでいましたね。御神水を汲みに行った川ちゃん、凄い!
まとめ

今回は、栃木県栃木市出流町にある、出流山満願寺の御朱印などについてお伝えしました。
出流山満願寺には、奥之院の子宝のご利益だけでなく、見どころもたくさん。
自然の神秘を感じながら、絶大なご利益をいただける凄いパワースポットです!
ぜひ、御朱印ガールのあなたも出流山満願寺をお参りして、素敵な御朱印とお守りをいただいて下さいね。
出流山満願寺へ参拝する時は、山道が多いので、スニーカーなどの歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
自然のパワーを感じながら名物の出流そばを食べたり、滝行や座禅を体験するのも良いですね。
※滝行、座禅ともに予約が必要です。
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